お墓の唐櫃(カロート)

 

「唐櫃(カロート)」とは・・
お墓の納骨棺(納骨室)のことです。遺骨を納める場所の部分のことを言います。

一般的なお墓では、カロートの入り口は石の版などで塞がれていて
地下や半地下にカロートがあるケースが多いので、お墓参りの時などに手入れするだけでは
目にする機会は少ないといえます。

 

 

先祖代々受け継がれているお墓であれば、カロート内には多くの骨壺が安置されているでしょう。

 

お墓(カロート内)にお遺骨を納める際の方法ですが、大きく分けて3つあります。

1,骨壺のまま納める

2,納骨袋に入れて納める

3,お墓(カロート内)に直接、お遺骨を撒く

 

※上の写真は納骨式(綿素材の納骨袋に入れている)の様子

 

納骨方法は宗派・宗旨・宗教、また地域によっても異なりますが
全国的にみると、お遺骨が入っている骨壺をそのまま安置する納骨方法が多いようです。

 

もし納骨する骨壷の数が、カロートのスペースに収まりきらなくなった場合・・

骨壷からお遺骨を取り出して、カロートの下の土の部分に埋葬またはパウダー化して散骨したり、布の袋に移し替えるなどの方法をとりスペースを空けます。

又は別に新しくお墓を建てる方もいらっしゃいますが、

核家族化の進む現代では、将来的にお墓を祀る者がいないなどの理由から「墓じまい」(※墓石を撤去し、墓所を更地にして使用権を返還すること。 いわゆるお墓の処分になります。)をされる方も増えてきています。

 

 

 

子から孫へ・・

大切な想いを少しでも永く繋いでいけたなら 🌸

 

 

お墓の歴史も段々と変化してきていますが、お墓の後継ぎがいる間は先祖代々しっかりと守っていきたいものですね。

 

 

お墓をお持ちのかたは、普段の墓掃除にプラス、できれば“カロート内の清掃”も少なくとも年2回程はされると良いですよ。

続きは次のブログで…

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